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ミミガイ
Haliotis asinina
アワビやトコブシの仲間。(ミミガイ科)
英名でもDonkey’s earと称します。
これでも巻貝なので、もう一方をさがして「片思い」はしません。
リンゴマイマイ
Helix pomatia
エスカルゴです。食用のカタツムリで、陸産の貝の代表です。内耳の感覚器官で、音を感じる装置は蝸牛(かぎゅう)といい、まさにカタツムリの形をしています。音を効率よくラセン形の中に伝える仕組みになっています。
キイロダカラガイ
Monetaria moneta
幼貝は剣道の面に似るのでメンガタダカラとも呼ばれます。中国・東南アジア・アフリカなどで古くから貨幣として利用されました。漢字の「貝」の象形の基の貝で、宝(旧字体の寶)・財・貴・買などの字源です。よって、英名でもMoney cowrieとなっています。
ウミウサギガイ
Ovula ovum
英名はEgg cowrie、「玉子貝」です。セトモノのように真っ白ですが、外とう膜に被われている生貝の色はなぜか真っ黒なのです。信じられますか? あなたはウサギ派? 玉子派?
クロユリダカラ
Erosaria guttata
解説は不要でしょう。
どうして、何のためにこのような模様ができたのでしょうか。
オウムガイ
Nautilus pompilius
おなじみの生きた化石。形と模様が鳥のオウムに似ています。断面で見るようにカラの中がたくさんの部屋に分かれていて、中のガスを調整して立った姿勢で浮き沈みしています。潜水艦ノーチラス号の名の由来です。上は、約5億年前のアンモナイトの化石です。海は生命の源だと実感します。